◎坂井 にこのブログ
[03/29] 引き寄せアラブの国
先日トランジット中に、
思い出す旅の記憶をメモしておいた。
1ヶ月が経ちこれどうするか、、と思った矢先、
偶然にも同じ国に行ったことがある方に
遭遇したので改めて書き上げていく(*'▽'*)
パンデミック直前、アラブのとある国を訪れた。
帰路の経由地はUAEのドバイで、
私はここのゴールドスークといわれる
貴金属街に行くことを決めていた。
自分の身の丈に合った特別な何かを見つけるために。
それぞれたくさんのお店が連なっていて、
一先ず入ってみたのは大きな店。
中国人の富裕層たちで盛り上がっている。
大小さまざまな店はどこもかしこも黄金色で華々しい。
そしてひっそりとした人気のない店に入り、
中には3人の男性店員がいる。
きちんと一つ一つに値段がつけられ、
静まり返った空気の中でも安心して見ることができる。
一目で気に入ったリング。
それは３弁の花びらがゴールド、ピンクゴールド、
ホワイトゴールドの3色で作られている。
私はサイズが大きいことを伝えると、
店主は快く無償ですぐにサイズ変更をしてくれるという。
アラビアを一人ふらふらしているアジア人は目立つ。
だから、なるべく失礼な内容にスカーフで髪を隠すこともしてみた。
今となっては四六時中、観光客も髪を隠した方がいいと思ってる。
キャミソール1枚の欧米人なんて考えられないよね。
それは他の場所でしましょう。
ゴールドスークの話💦
指輪のサイズ変更、、、
その間、店主が私にこんなことを聞いてきた。
どこから来たのか？
日本のどこ？
なぜ1人で旅行しているのか？
何の仕事？
休みはどのくらいあるのか？
彼らは全員、UAE周辺国からの移民で
そのうちの1人はトルコ人、友人は日本に住んでいるという。
たしかにありそうな話だ。
話し込むにつれ、日本での給料を聞かれた。
普通の販売職だった私は
ここで嘘をつく必要もないし、
友人が日本に住んでいるのなら尚更分かること。
自分の手取り給をさらりと告げる。
一瞬止まる空気に、彼はボソリと自分達の
仕事事情を話す。
俺たちは月に27日働く。
給料はいくら。
今となっては具体的な数字を忘れてしまったが
私は衝撃を受けた。
旅行客のテンション、外国人とのコミュニケーションを
取る時のテンションでいた私は、
《まさかそんな冗談を！》な反応を繰り返したのだ。
誰一人として笑っていないその空気に、
自分の立場や言動が妙に恥ずかしくて、
何も、本当に何も言葉にできなかった事を覚えている。
このようなことも一つのきっかけとなり、
その直後から私は自分自身を
共産主義者ではないかと自覚するようになったと思う。
今は良くも悪くもそれは薄れているかな。
思い出す旅の記憶をメモしておいた。
1ヶ月が経ちこれどうするか、、と思った矢先、
偶然にも同じ国に行ったことがある方に
遭遇したので改めて書き上げていく(*'▽'*)
パンデミック直前、アラブのとある国を訪れた。
帰路の経由地はUAEのドバイで、
私はここのゴールドスークといわれる
貴金属街に行くことを決めていた。
自分の身の丈に合った特別な何かを見つけるために。
それぞれたくさんのお店が連なっていて、
一先ず入ってみたのは大きな店。
中国人の富裕層たちで盛り上がっている。
大小さまざまな店はどこもかしこも黄金色で華々しい。
そしてひっそりとした人気のない店に入り、
中には3人の男性店員がいる。
きちんと一つ一つに値段がつけられ、
静まり返った空気の中でも安心して見ることができる。
一目で気に入ったリング。
それは３弁の花びらがゴールド、ピンクゴールド、
ホワイトゴールドの3色で作られている。
私はサイズが大きいことを伝えると、
店主は快く無償ですぐにサイズ変更をしてくれるという。
アラビアを一人ふらふらしているアジア人は目立つ。
だから、なるべく失礼な内容にスカーフで髪を隠すこともしてみた。
今となっては四六時中、観光客も髪を隠した方がいいと思ってる。
キャミソール1枚の欧米人なんて考えられないよね。
それは他の場所でしましょう。
ゴールドスークの話💦
指輪のサイズ変更、、、
その間、店主が私にこんなことを聞いてきた。
どこから来たのか？
日本のどこ？
なぜ1人で旅行しているのか？
何の仕事？
休みはどのくらいあるのか？
彼らは全員、UAE周辺国からの移民で
そのうちの1人はトルコ人、友人は日本に住んでいるという。
たしかにありそうな話だ。
話し込むにつれ、日本での給料を聞かれた。
普通の販売職だった私は
ここで嘘をつく必要もないし、
友人が日本に住んでいるのなら尚更分かること。
自分の手取り給をさらりと告げる。
一瞬止まる空気に、彼はボソリと自分達の
仕事事情を話す。
俺たちは月に27日働く。
給料はいくら。
今となっては具体的な数字を忘れてしまったが
私は衝撃を受けた。
旅行客のテンション、外国人とのコミュニケーションを
取る時のテンションでいた私は、
《まさかそんな冗談を！》な反応を繰り返したのだ。
誰一人として笑っていないその空気に、
自分の立場や言動が妙に恥ずかしくて、
何も、本当に何も言葉にできなかった事を覚えている。
このようなことも一つのきっかけとなり、
その直後から私は自分自身を
共産主義者ではないかと自覚するようになったと思う。
今は良くも悪くもそれは薄れているかな。